IoTとは
IoTという言葉は、知っている方が多いと思いますが、
Internet of Thingsの略で「モノ」が「インターネット」で通信を行い、情報の伝達、制御をする仕組みです。
身近なものでは、テレビや、Blu-Rayレコーダーなどの家電や、ペットの見守りができるネットワークカメラ、
時計や眼鏡などのウェアラブル端末があります。
また、ビジネスでは、各種センサーを使って情報を収集、分析をおこない、業務改善、生産性向上などに利用されています。
IoTのセキュリティリスク
パソコンやスマートフォンを使う際は、セキュリティ対策をすることが一般的になっています。
一方IoT機器に関しては、「インターネットを利用している意識を持ちにくい」、
「一度設置するとそのままになっている」などの理由から、セキュリティ対策が不十分になりがちです。
このような理由のため、IoT機器を対象とした攻撃が増えています。
IoT機器で最も警戒しなければいけない攻撃の一つは、マルウェアに感染させてBotにされてしまうことといわれています。
2016年に「Mirai」とよばれるIoT機器を主な標的としたマルウェアが猛威をふるい、
感染したIoT機器が大規模なDDoS攻撃に利用されました。
IoTのセキュリティ対策
セキュリティ対策としては以下のような内容があげられます。
- デフォルトのパスワードを使用しない。
- ソフトウェア、ファームウェアのアップデートを行う。
- インターネットに接続しない、インターネットに端末を公開しない。
また、2019年から総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)でNOTICEという取り組みが始まりました。
NOTICEでは、インターネット上で悪用されるおそれのあるよう機器を調査し、該当する機器の利用者に注意喚起を行っています。
詳細はこちらをご覧ください。
おわりに
今後もいろいろな機器がインターネットにつながり、便利になっていくと思います。
しかし、間違った使い方をするとリスクも大きくなります。
便利な機能を安全に使っていくためにも、セキュリティやリスクをしっかり意識しておきましょう。
- 当ページの人物画像はNIGAOE MAKERで作成しました。