公開鍵暗号方式とは
受信者が作成する「公開鍵」と「秘密鍵」を使ってデータを暗号化し情報のやり取りを行う仕組みです。
RSA、楕円曲線暗号といったアルゴリズムを利用しております。
公開鍵暗号方式による暗号通信の仕組み
- 受信者が自身の「秘密鍵」を使って「公開鍵」を作成する
- 送信者は受信者の「公開鍵」を取得する
- 送信者は「公開鍵」を使いデータを暗号化して送信する
- 受信者が暗号化されたデータを受信する
- 受信者は自身の「秘密鍵」でデータを復号する
公開鍵暗号方式のメリット
- 公開鍵暗号方式で多く利用されているRSAは素因数分解が困難であるという数学上の仕組みを応用して鍵を生成しているため堅牢であるとされている。
- 鍵の配布や管理が楽であること。
公開鍵暗号方式のデメリット
処理が複雑で暗号化、復号に時間がかかるので大容量のデータの暗号化には不向きです。
おわりに
暗号化の理論が提唱された1980年代から比べてコンピュータの性能が著しく向上しており、
複雑な素因数分解も(時間をかければ)不可能ではないとされております。
また、量子コンピュータの登場により将来、一瞬で暗号を解読なんてことが起こるかもしれません。
とはいえまだ先の話であり現時点では安全な方法であるとの認識で良いのではないでしょうか。
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